ケンのリタイア生活@地方

年金月10万の地方住みシニアがリタイア生活を工夫で楽しく暮らします。

ガンは怖くない、怖いのは治らないガンだ。

こんにちはケンです。

 

今日は病気だけでなく人生をもなおしていただいた先生の話です。

 

タイトルは私の主治医だった先生の本です。

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文芸社 1100円税別 2018年10月刊 アマゾンで買えます。アマゾンに私のレビューを載せました。

 

<経歴は>

中国地方では名門の岡山大学医学部卒業

脳外科専門医

脳外科では地元で一番規模の大きい大田記念病院の院長を長年務められた。

心臓病で手術され太田病院をおやめになり

2006年から福山市大門町に「さとう脳外科クリニック」を開院。

 

昨年膵臓がんになられました。

 

ご存知のようにすい臓がんの生存率は低いです。

 

「余命は8か月」

 

と専門の医師に伝えられたそうです。

 

それからガンとの戦いが始まります。

 

膵臓がんサバイバーというんだそうですね。

 

「肝臓に転移しているので手術はできない」

 

と言われた時が一番ショックだったそうです。

 

「ガンは怖くない」「怖いのは治らないガンだ」「手術できないガンだ」

 

長年執刀医の経験からは、手術はむしろできてありがたい、ものなのでしょう。

 

2人に1人といわれるガンを受け入れる我々としては力強い言葉に思えます。

 

それからの限られた時間を先生は、ご自身の最善の治療に、そして家族との濃密なふれあいに使われます。

 

さらに、ガンに苦しむ患者や家族のためにこの本の執筆もされたんですね。

 

最後まで「医師として最善」の使命を果たされる姿勢に感銘します。

 

時間はゆっくりしかし確実に流れていきます。

 

その間のご家族との思いやりのあるふれあいは読んでいて涙が止まりません。

 

ご自身の経験を詳細に残すことで患者さんを励まそうとされた。

 

この本はそのために書かれたのでしょう。

 

ガンとの戦いが決して暗いだけ、苦しいだけのものではないこと。

 

しかし、やはり難しいことも多々あることをしっかりと伝えられました。

 

 

私が先生に会ったのは3年前。

 

脳梗塞」になり、駆け込んだのがその始まりです。

 

ただし私は脳梗塞だと気づかず2日後に知り合いから聞いて駆け込んだのです。

 

発症後4時間を過ぎているので手術は無理。

 

ということで検査の結果、薬等で回復に努めることになりました。

 

こんなお医者さんもいるんだ!という驚き。

 

お医者さんというのは「雲の上の存在」というか「まばゆくて対等に話ができない」という先入観がありましたね。

 

ましてや「脳外科の専門医」で院長だった先生ですから余計です。

 

しかし診察は全く違ったものでした。

 

家族のことから、仕事のこと、習慣や、趣味まで詳しく聞かれるんです。

 

大はやりの病院でしたから、待合室はあふれています。

 

それが気になって、こちらの方が時間が気になったんですね。

 

でも先生は「せっかく来たんだから、いろいろ話していきんさいや」と気さくに応じられました。

 

当時私は仕事上で、人生で一番のピンチの時期でした。

 

そんな話も丁寧に聞いてくださるのです。

 

「聞き上手のお医者さんているんだ」と素直に驚きました。

 

患者さんに寄り添うということ

 

定期的に通ううちに、待合室に置いてあった、パンフレットや著書

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を読んでいくうちに先生の目指している医療の方針が少しずつ分かってきました。

 

「患者の心に寄り添う」ことが患者さんの回復を早めるとありました。

 

まさに私も、心から寄り添ってもらったわけです。

 

たまたま駆け込んだわけですが「運命の出会い」を感じずにはいられませんでした。

 

自分の仕事の至らなさを痛感、反省した。

 

「患者のためならすべてを出し切る」という先生の姿勢に強く打たれました。

 

そして、自分をも見直したのです。

 

「自分はどれほどの熱意をもって仕事に取り組んできたのか?」という問いです。

 

自分では一生懸命やっているつもりだったけど、「全然甘かったな」「もっとできたのになあ」と強く感じ、うなだれもしました。

 

現在クリニックはお子さんが専門医として運営されています。昴平先生。

 

今の主治医の先生ですね。

 

お父さんと同じく岡山大学を出られて同じ脳外科の専門医になられています。

 

お父さんよりさらに優しい感じで、受け継がれたんでしょうね。

 

ガンに関係がある方はもちろん、そうでない方もお勧めの本です。

 

素晴らしい先生に出会えた幸運に感謝しています。

 

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