こんにちは、ケンです。
今回は私がニュースや話題について勝手なことを書くコーナーです。
気に入らないところはどうぞスルーしてください。
貴乃花親方のことが話題です。
大横綱です。
マスコミは、貴乃花元親方のひいき筋が多いようです。
「相撲協会の古い体質を見直さなければならない」とか大上段から言っている人もいましたね。
でも多くの人は違和感を覚えたのでは・・・と感じました。
古い体質、というのなら、相撲協会に限りません。
日本のほとんどの組織は、程度の差こそあれ、古い部分も持っているでしょう。
企業や、政治、それに当のマスコミだって、免許をもらって独占的に営業しているのですから同じです。
現に、自分たちしかわからない言葉でしゃべってますしね。
およそ業界用語が存在する組織は閉鎖的だそうです。
議員を「おやじ」と呼んでいる政治の世界もそういえます。
ボスを「おやじ、親方」と呼ぶ世界は特にその傾向が強いようです。呼んだことも呼ばれたこともありませんが。
だから今回のことは、主に貴乃花元親方の方に原因があると思います。
私は彼のフアンではないけれど悪意もありません。
現役時代は素晴らしかったし、部屋の指導者としても比類の才能を見せました。
しかし、いろんなトラブルで部屋はなくなってしまいました。
もう一人、青山学院駅伝部の原監督のことを先日テレビでやっていました。
二人の共通点に興味がわきました。
それは「・・・」な性格です。
はい、・・・「決めたことは誰が言っても聞かない」という点です。
奥さんがおっしゃってました。(とてもきれいな方でした)
そういえばもう一つの共通点は奥さんがどちらも大変な美人なことですね。
原監督はもとは中国電力にいらっしゃったそうです。
中国地方では屈指のというかNO1の企業です。安定性は抜群です。
それを捨てて、家も新築したばかりだっとそうですが、青学の監督を引き受けられたのです。
しかも、当時、青学は弱かったそうです。
箱根駅伝は、毎年見てますが、シード権があるのとないのは天地の差ですからね。
余計なことを言えば、箱根駅伝の人気のせいで、優秀な長距離選手は全部関東に集まりますね。
そんな「清水の舞台を飛び降りる」決断も、ほとんど奥さんには事後承諾だったようです。
わたしにはとてもできません。
というかほとんどの人はしないでしょう。するのは1万人に1人いるかどうかの確率だと思います。
強い選手は当然名門校に集まりますから、当時名門でなかった青学を盛り上げていく大変さは想像以上です。
しかし原監督は成し遂げました。
今では最強校ですから、青学は全国の実力選手のファーストオプションになっているでしょう。
ますます強くなり、今後も続く可能性があります。
駅伝と言えば、東海大学の「両角 速」監督も印象的です。
故郷の佐久長聖高校で、パワーショベルでグラウンドから作って強豪校にしました。
駅伝というスポーツはこのような強烈な人物を生みやすいのでしょうか。
いずれの方も強烈な鉄の意志で「てっぺん」を取りました。
ただ、頂点を極めたから美談で済みましたが、そうはいかないケースの方が圧倒的に多いと思います。
今回、貴乃花元親方がうまくいかなかった原因を私なりに考えてみました。
組織全体をマネージメントするには別の才能が要る。
貴乃花親方に欠けていたものは
「対話する姿勢」だと思います。
歴史的に日本では「話し合って双方が納得すること」を最上とします。
だから話し合いを拒否するというのは、多くの日本人には本質的に受け入れられないことです。
これは致命的だったと感じます。
相撲協会の親方衆の中で、貴乃花親方の、その現役時代の実績、指導力、相撲に対する熱意、において敬意を持たない者はだれ一人としていません。
しかし、どんな説得にも応じないという姿勢は、日本の文化を重んじる親方衆にとっては、如何ともしがたい障壁となって、徐々に貴乃花から距離を置かざるを得ない立場に追い込まれたと思います。
交渉の余地がないわけですから。
それだけの強い信念のゆえに目的を達成したことの裏側が出たとも言えます。
「指導者」に徹していれば問題なかった。
親方が、マネジメントに見切りをつけて指導者に徹しておれば、尊敬を集めたとは思いますね。
その点、原監督は指導者ですから問題ないですね。
青学の学長とかになったら問題が出る可能性はあると思います。
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よろしくお願いします。